社会人として働きだすと、商談や説明、提案に会議など業務の中でプレゼンテーションが必要になります。プレゼンテーションでの成功や失敗は、のちの仕事に大きな影響を与え、キャリアプランも変わってきます。成功するためには身につけるべきことが沢山あるけれど、焦らず一つ一つ身につければ、一生仕事に困らなくもなります。今回は新入社員がプレゼンで成功するためのおすすめの本を5冊紹介します。苦手な分野から克服していきましょう。
緊張しないで自分らしく話す
一対一でも大勢でも人前であがらずに話す技法
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プレゼンは人前に立って話さなければなら無いです。慣れていないと緊張して滑舌がわるくなったり、原稿の棒読みになったりします。そんな話し方だといくら内容がよくても興味を持ってもらえず、聴衆が多いと寝てしまっている人がいるかもしれません。緊張さえなくなれば、普段の自分の力を発揮できます。
この本ではあがり症を克服するための7つのトレーニング法と、プレゼンを上手く切り抜けるためのテクニックを紹介しています。著者自身が重度のあがり症だったこともあり、「場数を踏む」や「緊張を受け入れる」などのようなありきたりのもの精神論ではないです。目的をもって意識を変えることに意味があります。
緊張をすると視野が狭まり、相手からの質問にも上手く答えることができません。見られている側から見ている側に視点を変えて、緊張を克服しましょう。身につければプレゼン以外にも活用でき、人生の楽しみも増えます。
言葉一つで伝わり方は変わる
思いが伝わる、心が動くスピーチの教科書
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プレゼンでは同じ内容を発表しているはずなのに、興味を持ってもらえなかったり、話した内容が伝わらなかったりします。原因は原稿の作り方にあります。話に興味を持ってもらえ、理解しやすい話し方が必要になります。
この本では、スティーブジョブズやオバマ大統領など有名人のスピーチを分析して、話の組み立て方や原稿作成、話し方について解説しています。基本のプロセスをおさえ、具体的な手法が書かれているから、初めてスピーチについて学ぶ入門書として丁度いいです。
本の内容に沿って満足のいく原稿が完成しても、それだけで満足してはいけません。繰り返しリハーサルすることで本番で上手く話すことができます。プレゼンは、発表した内容が理解されないと成功とはいえません。
説得力はシンプルな資料から生まれる
社内プレゼンの資料作成術
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プレゼンは短時間で相手に内容を伝えなければなりません。内容説明の時間短縮で大きな役割をはたすのが資料の図です。図の作り方ひとつで説明に数分かかるものが図を指し示すだけでよく、理解も一瞬でできます。ポイントを抑えれば5~9枚のプレゼンでも説得力のある資料になります。
この本は多忙な上司を短時間で納得させることを目的とした、シンプルでロジカルな資料作りと実践的なノウハウを紹介しています。「1スライド=1グラフの鉄則」や「折れ線グラフは角度をつける」など、ちょっとした工夫をするだけで格段に資料が見やすくなります。著者がこのテクニックを用いて、ソフトバンクの孫正義社長から事業提案の承認を幾多も獲得していることから、効果も検証されています。
プレゼンはあくまで人に見てもらうためのものです。自分の知識のまとめにしないで、シンプルにわかりやすさを意識して作りましょう。よくできた資料は説明に説得力が増し、相手から承諾を貰いやすくなります。
初めの印象が肝心
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール
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どんなに素晴らしい内容が含まれていても見てもらわなければ、伝えたいことも伝わりません。視覚は物事の判断に大きな影響を及ぼすので、プレゼンのスライドもデザインに気を配りましょう。基本のルールがわかっていればスライド以外にもポスターやチラシ作りに応用できます。
この本では、フォントの選び方から文字の配置、図表やグラフの作り方、全体のレイアウトや配色までデザインの基本的なルールを事例とともに紹介しています。悪い例も載っているので、いままで自分で作ってきたスライドの間違いがよくわかります。情報量が多すぎて見にくかったスライドがスッキリし、内容も伝わるでしょう。
自分にはセンスはないと思っていても、マネをするだけでスライドが見間違えるように変わります。よくあるテンプレート集を使っていてはいつまでも何が悪いのかわかりません。良くなるポイントをおさえておけば、どんなジャンルのスライドでもセンス良く仕上がります。
力のあるコピーで話に引き込む
キャッチコピー力の基本
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あなたは同じテーマで複数のプレゼンがあった場合、何を基準に聞いてみたいと思いますか?発表者がよく知らない人だったら、プレゼンのタイトルから選ぶしかありません。この選択は当然あなたがプレゼンをするときにもされていて、新入社員ならなおさら強く影響します。誰もが興味を持つコピーをつけることは、プレゼンを聴いてもらうために必要なことです。
この本では、キャッチコピーを作るときのルールと、77の具体的なパターンを紹介しています。「短く言い切る」や「問いかけてみる」、「名言を利用する」などがビフォアーアフターで対比されているので、自分が思い浮かんだ言葉をパターンに当てはめればコピーが完成します。頭からじっくり読まなくても、使ってみたいパターンから読んで試すことができます。
タイトルや各スライドの冒頭に良いコピーをつけておけば、続きが気になって聴衆もあなたの発表を集中して聞いてくれます。最後まで読み終わってもデスクの片隅に置いて、プレゼン資料を作るときに役立てましょう。