入社してすぐの頃は覚えることばかりで、仕事に追われて一日があっと今に終わってしまい、夜も疲れてすぐに寝てしまいます。しかしある程度仕事に慣れてくると、今やっている仕事が本当に自分のやりたかった仕事なのか疑問に思うことがあります。そのまま悩んでいるとやる気もなくなり、休日明けに会社に行くのも億劫になります。今回はそんな仕事のやる気が起きないのを解消するおススメの本を5冊紹介します。
極上のミステリーから仕事を学ぶ
マスカレード・ホテル
Amazonで購入 | 楽天ブックスで購入 | 7netで購入 |
なんだか仕事がつまらない、でも面倒な自己啓発本なんか休みの日に読みたくないとついつい考えてしまいます。そんなときは小説などの物語から参考になるものを選びましょう。
この本は、ある高級ホテルで起きる予告殺人事件の真相を究明するために「ホテルマン」に紛争して捜査を行う刑事と、その教育係として奮闘するフロントクラークの女性が主人公の物語です。ミステリー自体の面白さもありますが、主人公の女性の仕事に対する徹底したプロ意識と行き届いた心配りは、働く姿の見本になります。またはじめは慣れない「ホテルマン」の仕事に悪戦苦闘し、目的の違いから女性主人公と対立していた刑事が、徐々に影響を受け変わっていく姿にも、仕事のあり方が反映されています。
結末のあっと驚く展開は、日々の仕事でのストレス発散にも役に立ちます。ミステリーとしても十分楽しめた上に、読み終えると前向きな気持ちになれて、自分も明日からの仕事を頑張ろうと思わせてくれる一冊です。
割り切ってしまえば楽になる
あ、「やりがい」とかいらなんで、とりあえず残業代下さい。
Amazonで購入 | 楽天ブックスで購入 | 7netで購入 |
全ての職種がいつも忙しいということはまずありません。仕事もある程度覚えてしまって、やることが単調になってくると自然とやる気も起きなくなってきて、つまらないと思ってしまいます。他の忙しくても楽しそうに働いている人を見ると、自分には「やりがい」が足りていないと悩んでしまいます。
この本では、「仕事はお金のために働くこと」と割り切って、「やりがい」を求めないことをすすめています。やりがいとかはあればいいかもしれないけれど、もしかしたらそのせいで盲目的に働かされている状態に陥っている可能性もあります。疑問に思っていてもなかなか口に出せない労働観をバッサリと切り捨て、「社畜」の呪縛から解放してくれます。
それなりに収入もあって暮らしに問題がないのなら、仕事に無理にやりがいを求める必要はありません。「~しなければならない」という考えから抜けるコトができれば、やる気が起きなくても仕事をこなすことができます。
やる気の源は自分のなかに眠っている
「やる気」のある自分に出会える本
Amazonで購入 | 楽天ブックスで購入 | 7netで購入 |
やる気がある人を見るとうらやましく思うことがありますが、やる気をずっと持続できる人はいません。やる気とは一時的なものなのに、起きないとつい自分を責めてしまいます。自分を責めているとストレスも溜まり、悪循環になるので対処法を学びましょう。
この本では、心理カウンセラーである著者がやる気が起きない人を4つのタイプに分け、その原因と対処法を解説しています。「先送り型」、「気分散漫型」、「失敗回避型」、「燃え尽き型」のどれに自分が当てはまるのかは、参考例を読めばすぐにわかります。だれにでもできる三日坊主からの抜け出し方など、これが知りたかったんだと思えます。
やる気を出さなければと焦っていても上手くいくことはありえません。自分の性格から目をそらさず原因を特定すれば対処ができます。無理なく取り組めることばかりなので、実践してみましょう。
脳の使い方は科学的に変えられる
やるべきことがみるみる片づく東大ドクター流やる気と集中力を引き出す技術
Amazonで購入 | 楽天ブックスで購入 | 7netで購入 |
やる気がなければ仕事に集中もできず、やらなきゃと思うほどに仕事のスピードは落ちていきます。そういった問題は仕事にちょっとした工夫をするだけで、解消することができます。
この本では、やる気と集中力を高めるには脳の使い方が重要だと言っています。脳のメカニズムを説明しながら集中力を高める具体的な方法を教えてくれます。「やることリスト」や「目標シート」を作って毎日見ていれば脳刺激があり、単調な仕事でも作業時間を計るなどして目標を立てればやる気も起きてきます。
自分の中に行動を起こすためのスイッチを作り、やる気がなくなっていきたらスイッチをONにしましょう。脳をコントロールしてやる気を出し、三日坊主やダラダラした作業から脱却しましょう。
人生焦って生きる必要はない
ゆるやかな生き方
Amazonで購入 | 楽天ブックスで購入 | 7netで購入 |
仕事の基本的なことを覚え過不足なくこなしていても、周りからもっとやる気をだせ、がんばれと言われることがあります。しかし周りに自分を合わそうとすると逆に仕事の効率は落ち、やる気もなくなってしまいます。そんなときは無理をせずあるがまま受け入れる必要があります。
この本では著者の五木寛之による、慌ただしい日常でも自分らしくゆるやかに生きていく方法を知ることができます。1つ1つが短いエッセイなので一気に読む必要もなく、やる気がなくなったときに1編よむだけでも気分が軽くなります。
やる気を求められても無理に合わせる必要はありません。周りに合わせて大股の速足で仕事に取り組むより、小股でゆっくりの方がうまくいくこともあります。やらなければならない仕事をこなせているのなら、自分に無理をしない方が最終的には幸せな人生を送ることもできます。