新入社員は知識や経験がないから、任せられる仕事が少ないです。キチンと教育しようとしてもまとまった時間がとれず、自分の通常業務もあるから長時間放置ししてしまいます。放置を続けていると、やる気はあるけど仕事がない新入社員は悩み、最悪数カ月で離職してしまいます。
そこで今回は、新入社員が挫折せず、自分で考えて仕事ができるようになる教育方法を学べる本を紹介します。新入社員を戦力化できれば自分の業績も伸ばせます。
自分が新入社員の頃を思い出して
折れない新人の育て方
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新入社員は自分とは世代が違います。世代が違えば常識や考え方は違い、指示を出しても思ったように動いてくれません。まずは新入社員が何を考えているかの理解が必要です。どんな時に悩み、どんなことがあったら喜びを感じるのかを考えましょう。
この本では、新入社員に経験を積ませ、仕事に愛着と持ってもらうには、どんな場面でどんな言葉をかければいいかが分かります。想定する10の場面は、昔の自分を振り返ると納得できます。ステップアップで対処法が書かれているので、実践しましょう。
本の発売から時間は立っているけれど、基本の考えは今も変わりません。新入社員の教育は辞めさせないのが目的ではなく、社会人としての土台作りと考えれば、今までの教え方を見直せます。
自分で考えて動けてこそ一人前
人材育成の教科書
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新入社員で仕事を覚えるのは早いけれど、言われたこと以外はしない人で困ったことはありませんか?そんな状態ではいつまでも手間がかかり、さらに新しい社員が入ったときに教育を任せることもできません。自分で考え自分で動くようにならないと一人前とは言えません。
この本では「目的意識」「ヒューマンスキル」「真剣な情熱」をキーワードに、自分のものとして身につけさせた事例を紹介しています。座学だけでなく現場を体験させたり、相手との共通点を見つけて共感したりしています。チェックリストもあるので試した時にミスもなくなります。
読んでいれば人の成長の素晴らしさを思い出させてくれて、新入社員の教育で疲れていた心に情熱が戻ってきます。教える側が諦めてしまっては、育つものも育たないので続けてみましょう。
理論に則った教育方針
企業内人材育成入門
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新入社員教育のため多くの本を読んでも、自分の職場にピタリと合う事例が載っていなくて困ることがあります。自分なりにアレンジしても上手くいかず、新入社員より先に自分が根を上げてしまいます。そんな時は、実例よりも基礎理論を学べば、応用ができます。
この本では、人材育成に関わる心理学、教育学、経営学等の基礎理論を紹介しています。マスターすれば、自分の経験則にとらわれず、芯の通った研修プロセスを構築できるようになります。そこに共感を持てるように実体験を盛り込めば、今まで読んできた本の知識も生かせます。
この基礎理論は新入社員教育だけでなく、部下の教育にも当てはめることができます。研修と教育、OJTを区別して段階的に教育していきましょう。
無駄な研修はもういらない
研修設計マニュアル
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研修を企画してやってみたけれど思った成果が現れない、日頃の業務に追われて勉強をしないといった経験はありませんか?成果が表れない原因は目標としているものが間違っているからです。
この本では、研修を最終手段と位置付け、教えないでも学んでくれるシステム作りをします。学び方だけでなく学ぶ目的を教え、学習者が自ら学ぶことを手助けするのが、教育者のやることです。試したことは評価・改善し次につなげることも忘れてはいけません。
今まで多くの研修を企画してきたのなら、効果の合ったものと効果のなかったものを比較してみましょう。今後に生かせるものが見つかります。業務の成績に直結してこそ教育をする意味があります。
人のせいにせず自分を見直す
教える技術
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新入社員にいくら教えても覚えないのは、教える側にも問題があります。自分が教わったやり方だからとマネしているだけでは、新入社員は変わってくれません。「やる気はあるのか!」と精神論で怒鳴るのをやめて、指導方法を見直してみましょう。
この本では行動マネジメントにのっとり、「伝え方」「ほめ方」「叱り方」などを55のメソッドで解説しています。指示を出すときは具体的に説明したり、研修をするときは時間内で定期的に変化を加えたりすると理解度が深まります。
新入社員の教育に限らず、部下を持つ立場になったら必要なメソッドばかりです。部下が成長すれば、自分の仕事に余裕も生まれ、クリエイティブな仕事に時間を使えます。