ライターの中でもフリーのライターは、外から見るとかっこよく自由に働いているイメージを持たれますが、現実は甘くありません。会社勤めと違って報酬は出来高制が多く、アイデアが出なかったり修正が入ったりするといつまでたっても仕事が終わりません。また1人で仕事をすることがほとんどなので、生活習慣が不規則になったりストレスが溜まりやすくなったりします。長くライターとして働くためには健康管理をしておかないと、働きだして数カ月かからず目に見えて体に異常が感じられます。そこで今回はライターが抱える健康の悩みを解決する本を紹介します。日ごろのこまめな手入れで、疲れを次の日に残さないようにしましょう。
いつもと変わらない生活で目を癒す
目を温めると身体が自然によみがえる!
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ライターの仕事とパソコンの作業は切っても切り離せない関係です。原稿を書くときには必須で、調べ物をするときもネットを活用することが多いので、一日中パソコンの前にいることになります。デスクトップパソコンで作業をしている場合は、ついつい画面に近くなりすぎることもあります。眼精疲労がたまると、視力低下にドライアイ、肩や背中のこりが発生し、仕事の効率は落ち日常生活にも影響が出てきます。だからと言ってパソコンを使わないと仕事にならないので、悩みの種となりやすいです。
この本では、寝ているときに目を暖めるだけで目の疲れを癒せることを教えてくれます。基本は寝ているときに温感アイマスクをつけるだけなので、疲れを取るためにわざわざモニターの前から離れる時間を作る必要もありません。お試しとして付録にアイマスクが付いているので。すぐに試すことができます。また隙間時間にできる目の疲れを取るツボやストレッチ、マッサージに食生活の改善法まで紹介して、習慣として目のケアを取り入れることができます。
アイマスクはあくまでお試しで製品版は1万円程と少し高いので、付録のアイマスクが合わなければ別物もので代用し、目のケアの習慣は実践していきましょう。目の疲れは自分で思っている以上に体に悪影響を及ぼします。症状が出る前から毎日ケアをしましょう。
睡眠習慣で効率アップ
あなたの人生を変える睡眠の法則
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明確な仕事の時間の区切りが無いライターにとって、生活のリズムは不安定になり睡眠時間も不定期になります。満足できる睡眠ができていないと、不眠になり疲れは取れずストレスも溜まってしまいます。正しく睡眠を理解し、ちょっとした習慣付けができれば朝はスッキリ起きられ、不眠になることもありません。
この本では作業療法士である著者が、科学的根拠に基づいた睡眠の基本を教えてくれます。朝昼夕方に5分だけの習慣が、身体のリズムを整え毎日やる気を持った生活ができるようになります。やる気の減少には、「机の上が片付かない」や「人の言い方が気になる」などの兆候があるので、見逃さず対処をしなければなりません。
気持ちよく眠るためには1日の生活リズムが鍵になっています。忙しいことを理由に無茶な生活をしていると、長いスパンで考えると時間のロスが大きいです。十分な睡眠を取りやる気をもって仕事に挑めば、効率も質も上がってくれます。当たり前のことだと思うかもしれないけれど、実践すれば効果を実感できるでしょう。
ストレスを味方につける
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
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ライターの仕事は、インタビューや打ち合わせ以外は基本一人で行うものばかりです。成功も失敗も全て自分1人の責任で、一度落ち込んでしまうと相談できる人がいない限り、立ち直るのに時間がかかります。締め切り以外に仕事に時間の強制が無いことも相まって、深みにはまりやすいです。大多数のライターは薄給なため遊んでストレスを発散する余裕もなく、根本的な意識改革をしないと、仕事自体が苦痛になってしまいます。
この本では科学に基づいたストレスとの新しい付き合い方を学ぶことができます。「ストレスが健康に悪いと思うと死亡リスクが高まる」「ストレス度指数の高い国ほど、繁栄ども高い」「退屈は死亡リスクを高める」など、いままでのストレスに対する思い込みを一掃してくれます。「ストレスを感じたときに、『勇気』や『人とのつながり』や『成長』という人間ならではの底力を、自分のなかに呼び覚ますこと」が重要です。
ストレスが溜まってどうしようもない時にこの本を読んだとしても、筆者の考えは伝わってきません。余裕のある時に読んで、ストレスに対する自分の考えを少しずつ見直していくのが良いです。結果はすぐに実感できないけれど、実践し続けていれば、過去を振り返ったときに気づくことができます。
少しの工夫が一生体を守る
たった3センチで人生が変わる座り方
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一日の大半を座って過ごすことが多いライターにとって、肩こり、腰痛、O脚などの悩みは尽きることがありません。状態が悪くなれば座っていることさえ苦痛になり、仕事になりません。椅子や机を変えてみても、効果は次第に薄れていきます。根本から解決するためには座り方を変えなければならないです。
この本では、座り方が健康に及ぼす影響を事細かに解説してくれています。ポイントは「坐骨を3センチ後ろに引くだけ」です。たったこれだけのことで肩こり、腰痛、O脚に便秘や下腹のでっぱりまで解消してくれます。イラストで体に悪い座り方を紹介しているので、体の不調は自分の子の座り方が悪かったからなのだと気づけます。
一度腰に異常が発生してしまうと、一生治らないこともあるので、常日頃から座り方を意識してくことが重要です。慣れていないと気が付いたら元の体に悪い姿勢になってしまうので、息抜きするときに座り方を正していきましょう。
1週間分のおかずをたった3時間
ラクする作り置き
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仕事の報酬に過程は関係ないライターの仕事において、食事はついついおろそかになってしまいます。コンビニやスーパーの出来合いのものを買ったり、ファーストフードで手軽に済ましていたりしていると、栄養は偏り健康を損ね食費も掛かってしまいます。だからと言って毎日料理をするのも億劫なので、手軽にできて健康にも良い料理レシピは非常に助かります。
この本では平日楽をするために、週末に1週間分のおかずを作り置きするためのレシピ集です。20年以上家族の健康を支えてきた著者によるコンパクトな段取りで、3時間で10品以上作っています。レシピだけでなく保存容器の選び方や冷蔵庫の整理術まで掲載し、とことん無駄を省いてくれます。ブログ「週末の作り置きレシピ」の書籍化だから、本文のレシピだけで物足りないなら、新たなレシピを探すこともできます。
健康に良く美味しい食事は、疲労を回復させ集中力を取り戻させてくれます。面倒だからといつまでも蔑ろにしていると、年を重ねるごとに次の日に疲れが残る体になって、仕事に支障が出てきます。まずは休日に数時間使って1度おかずを作ってみましょう。1度習慣化できてしまえば、身体にも財布にも優しいです。