社会人になると、ビジネスシーンで知っておくべきルールが沢山あります。服装や言葉遣い、文章の書き方など、いつまでも学生だった時の考えでいると、周りから認めてもらうこともできません。キチンとした研修期間があり、丁寧に教えてもらえればいいですが、実際には働きながら試行錯誤して覚えていくことが多いです。現場の先輩から指導してもらう場合でも、その人にとっての常識だったりして、実は間違っていることもあります。だからビジネスの常識は、自分で勉強して早めに正しいものを修得する必要があります。今回はそんなビジネスの常識を身につけられるおススメの本を5冊紹介します。
社会人としての基本中の基本
入社1年目の教科書
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新入社員に限らずベテランでも身につけておくべきビジネスの指針を、50に分けて解説しています。一度身につければ一生使える指針なので、質の高い仕事をしていきたい人は真っ先に読むべき本です。
「遅刻は何があってもしない」や「メールの返信は24時間以内にする」など当たり前のことから、「感謝はしっかり伝える」や「同期とはつき合わない」など周囲との関係まで、社会人になったからこそ抑えておくべきポイントばかりです。
関わる業界によって特有の習慣はありますが、基本は大きく変わりません。書かれている内容に自分の実情を当てはめて自分だけの指針を作れば、仕事の質も高まります。
私服と仕事着は区別する
男のファッション基礎講座
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社会に出て働くときはその場にふさわしい恰好があります。内面を磨くのも重要ですが、第一印象の多くは見た目で判断されます。ファッション誌を読むだけではわからない、流行り廃りのない服装のポイントを学べます。
スーツのことを何も知らなくてもわかるように、着こなしやカラーの選び方、手入れの仕方まで広く浅く解説しています。ただ清潔感があるだけでなく、ポイントをおさえて着こなせば、自分らしさを演出することもできます。写真やイラストが豊富で、それを見るだけでも改善点が見つかります。
社会人としてふさわしい恰好は、自分の感覚だけでは不釣り合いになる可能性もあります。キチンとスーツや制服を着こなして一人前の社会人になりましょう。
間違った敬語を使っていませんか?
敬語力の基本
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学生の時の友達や教授と話す感覚で上司や取引先と会話をしていませんか?バイトで使っていた言葉遣いも実は「失礼な敬語」だったかもしれません。知っているつもりでも意外と知らない敬語の使い方を、実例とともに学ぶことができます。
よくある敬語の本では、国語の文法のようなかしこまった敬語を使ったりしていますが、そうゆう表現はありません。あくまで実践で使えるものを紹介しています。「敬語を使わない敬語」から始めて、尊敬語や謙譲語までしっかりとフォローしてくれます。
言葉遣いは人付き合いで大きな影響力があります。周りをマネしてなんとなく使うのではなく、正しい敬語を学んで使いこなせば、会話した人の印象にも残ります。
話を聞くにもコツがある
プロカウンセラーの聞く技術
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「沈黙は金、雄弁は銀」などのことわざにもあるように、人の話を聞くというのは良好な対人関係を築くのに重要な位置を占めています。臨床心理士の著者がカウンセリングで使う「聞く技術」を一般向けに解説しています。
ただ話を聞くだけではなく、適切な相づちに聞く態度、相手が話す以上に聞きだそうとしないなどのテクニックを紹介しています。井戸端会議を例に上げ、実際の会話の場面を想定して解説しているので、自分のこれまでの態度を見直ししやすいです。
上司や取引先と話すときだけでなく友人と話す時でも、自分のことばかり話すのではなく、しっかり相手の話を聞いてみましょう。実は相手には悩み事があり、相談したいのかもしれません。解決ができなくても話を聞くだけで相手の気持ちは楽になります。
誤解を生まない文章の書き方
いちばん伝わる! ビジネス文章の書き方とマナー
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会社に入れば日常業務で行うちょっとした連絡や報告書、正式な書類などには、守るべきフォーマットや知っていて得する基本があります。文章の書き方によって相手に誤解や情報不足が生まれないように、注意が必要です。
本書では「見てもらえるメールの件名の付け方」や「さりげない一言で気持ちも伝える方法」など、具体的な文例が詰まっています。よい文例と悪い文例を対比して書いているので、今までの間違いに気づきやすいです。少しの気配りで相手の仕事は楽になり、自分の仕事もはかどります。
必要な情報を必要な形で書くというのは、すぐに身につけるのは難しいです。初めは本書を片手に自分で書いた文章を見直してみましょう。書いてすぐに送信や提出をせずに、一度最初から読み直せば、足りないところも見つかります。