生きるための仕事は必要です。しかし目的がそれだけだと、職に就いて数年が経ち仕事に慣れてくると、モチベーションを保つことができなくなってしまいます。結婚している人は家族のためだったり、欲しいものがある人はお金を貯めるためだったりと、人生に張り合いがあればいいですが、特に欲しいものもなく、生活にも困ってなければ心が何も感じなくなってきます。人生を楽しく充実したものにするには、人生の指針を決め、問題を一つ一つ解決するしかありません。そこで今回は生き方や仕事の仕方の指針を決めるのにおススメの本を5冊紹介します。
一生を通して身につける
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
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主体的に自分らしく生きるためには、以下の7つの習慣を身につければいいと書かれています。
「主体的である」、「終わりを思い描くことから始める」「最優先事項を優先する」「Win-Winを考える」「まず理解に徹し、そして理解される」「シナジーを創り出す」「刃を研ぐ」
この習慣はすぐに身につくものではなく、じっくりと取り組む必要があります。しかし1つ1つを繰り返すことにより、ブレのない生き方ができるようになっていきます。読んで理解するだけでなく実践することが重要です。定期的に読み直して自分の習慣を見直してこそ、書かれていることの意味を実感できます。
マンガ版やティーンズ版など多数の種類でも出版されているので、とっつきやすい本から始めてみるのも良いです。
濃縮されたマネジメントの原則
マネジメント[エッセンシャル版] 基本と原則
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「マネジメント」という考えを発明し、ビジネスの世界に多大な影響を残したドラッカーによる、働き方や生き方の指針を学べます。原著は1974年と40年以上昔だけど、現代でも十分に通用する内容です。
企業や社会、仕事のあり方について解説していて、どんな場所、どんな時でも通用する基本と原則で考え事をするときの土台となってくれます。現在責任のある仕事を任されている人は、自分のやり方を見つめなおすきっかけになり、就業前の人なら対象を自分がいま打ち込んでいることに当てはめると活用できます。
ドラッカーの著書は多数あるけれどまずこれから読むのが良です。簡単な言葉で書かれ、最初から読まずに気になる項目だけでもそのまま使えます。
豊富な実例から学ぶ成功への鍵
道は開ける 文庫版
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「悩み」の発生原因や、「悩み」の具体的な解決策を、著者の実体験や多数の逸話によって解説している世界的ベストセラーです。
「悩みの習慣を早期に断つ方法」や「批判を気にしない方法」などが書かれ、どれもすぐに試せるものばかりです。この本の元は1984年に出た本だけど、現在出版されている多くの悩みについての本に連なることが凝縮しています。
書かれていることを実践していけば心が軽くなり、考え事をするのに余裕が生まれてきます。すぐには答えが出ない人生の難問でも、気持ちよく挑むことができるでしょう。
読めば読むほど心に響く
道をひらく
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パナソニックグループを創業しPHP研究所の創始者である松下幸之助の、見開き2ページ全121編のエッセイ集です。
書かれてから約50年経つので、古い価値観や考え方もあるかもしれないけれど、根底には不変なものが流れています。新しい気づきより、忘れていた当たり前のことを思い出させてくれる内容です。1編が1分もかからず、どこからでも読むことができるので、隙間時間に読むのにちょうどいいです。
この本の続編にはより実践的な内容が書かれていて、合わせて読めば心に響きます。
もっと早く学びたかった
世界一やさしい問題解決の授業
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イラストや図が多めで、大きな問題でも順序立てて解決法を模索する本です。3つの事例で具体的な解決方法を導き出します。
問題の分析の仕方に焦点を当て、漠然とした目標を具体的で実現可能な目標にしていきます。実際に自分で仮説を立て、検証し修正していけばゴールまで最短距離で到達できます。たとえ仮説が間違っていても、そこから学ぶことが重要です。
ページは短く、小学生でも実行しやすい内容の本になっているので、自分だけでなく子どもと一緒に読み進めていくこともできます。