長い間同じ職場で働いていると、自分の仕事以外にも新人や派遣などにコーチングをする役割が回ってきます。人付き合いや教えるのが苦手でも、早くしっかり教えないと自分の仕事にも支障が出てきます。自分より年上にコーチングをする可能性もあり、前もって準備をしておかないと苦労します。今回はそんなコーチングの悩みを解決するおススメの本を紹介します。
コーチングは基本が大事
コーチング入門 第2版
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部下の不満や態度などに問題を抱えているとき、コミュニケーションのとり方に問題がある場合があります。どんな風にして職場がうまく回っていくかを考えないと、仕事はうまく回ってくれません。
この本では、「傾聴」「質問」「承認」の3つの要素を軸に具体的なコーチングのスキルを紹介しています。仕事にやる気を出してくれる言葉や落ち込んでいる人に励ましてあげる言葉など、ちょっとした一言で元気づけられたりやる気を起こさせたりできます。どんな職場でも使える基本的なものばかりです。
部下の一人一人の個性を生かし、能力を引き出してあげることは簡単なようで実はとても難しい事です。この本を読んでいれば、職場でのいろんなトラブルなどに直面しても、狼狽えることなく対応できるようになります。
立場が変わればやることも変わる
リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと
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新入社員のころは仕事をスムーズにこなしていた人でも、部下を持つようになると途端に成果を上らげれなくなる場合があります。それは上に立つ人が持たなければならない考え方ができていないからです。教わる立場から教える立場になったなら思考をチェンジしましょう。
この本はのべ3300人のエグゼクティブと10000人と対話した著者が、その経験をもとにリーダーとして、人間としての心構えを70の項目に分けて書いています。部下は自分が思っているよりも上司であるあなたの行動を見ています。失敗があったとき部下のせいにするのではなく、自分に原因を求めることで、気づくべきこと、改善すべきことが見つかります。
何でも器用にこなせればリーダーになれるのではありません。不器用でも人の心の痛みが分からないと、同じ失敗を繰り返し、部下が成長することもないです。思考停止に陥らないで自分の成長が必要になってきます。
本質を教えないと仕事は覚えない
マンガでやさしくわかる仕事の教え方
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何回教えても部下が同じ失敗をくり返すということを体験したことはありませんか?その原因は上辺だけでしか仕事の内容を理解していないからです。教育は教える内容よりも教え方が重要になってきます。
この本はタイトルの通り、仕事のよりよい教え方について、漫画でわかりやすく書かれている本です。いろんな社員との向き合い方や教える際にどういう点に目を向けるか、気を付けるかなどを漫画で説明した後、まとめという形で文章で再度説明するという流れになっています。漫画のセリフが説明口調で長くなることもなく、何度も読み返しやすいです。
「やってみせて・説明して・させてみる」という手順は、シンプルながら強力な手法で、納得して作業を覚えられるので間違いも少なくなります。物語の登場人物は年齢も正確もバラエティーに富み、物語としてはよくある部類だけど、現実も似たようなものです。苦手意識を持たずまずは相手に関わっていきましょう。
マネするだけで部下が変わってくれる
目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか?
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人は自分で納得したことでないとうまく動きません。命令をして無理やり動かしている限りはどこかで失敗をしてしまいます。少しでもマシにしようとコーチングについて勉強しても、理論ばかりでは使えないので、実践に即したものを学ばなければなりません。
この本では、「聴いて・受け入れて・質問すること」をコーチングの基本とし、「銀座No.1ホステスにみるコーチング」など変わった視点を取り入れながら学べます。現場で役立つように場面ごとの実例を出し、すぐにマネをすることができます。
書かれている内容は基本的な内容ばかりなので、初めてコーチングをする人向けになっています。部下が育って来たらさらに一歩進んだコーチングが必要になるので、勉強は続けなければなりません。
名著をいつでも持ち歩く
人を動かす 文庫版
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人に思っているように動いてもらうための苦労は何十年も前から言われてきました。年齢や立場、時代が変われば人との接し方も変えなければならないけれど、原則となることはいつまでも変わりません。原則さえ押さえておけば自分で応用することができます。
この本は初版が1937年に発行されてから、今なお売れ名著と言われています。著者のデール・カーネギーは、豊富な事例を挙げながら人間の本質について解説をしています。紹介される原則は「人を動かす三原則」、「人に好かれる六原則」、「人を説得する十二原則」、「人を変える九原則」です。
読んでみれば当たり前のことかもしれないけれど、現実では以外と実践できていないものです。文庫版なので、常に手元に置いてコーチングをするときの参考にできます。適切な人間関係を構築できれば、指示もキチンと伝わってくれます。