会社に勤めていると、会社での待遇や人間関係、将来の不安などで転職を1度は考えます。しかし転職もいいことばかりではなく、今の待遇より悪くなったり、思ったように仕事が出来なかったりして後悔する人も多いです。若い内はまだやり直しがきくかもしれないけれど、年を重ねてくると家族や老後も心配になってきます。転職で失敗しないためには、今の自分を見直し入念に準備をしておかなければなりません。今回は転職で会社を辞める前に考えておくべきことが分かるおススメの本を5冊紹介します。
転職で後悔したくない
会社を辞めて後悔しない39の質問
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今の会社で働くのがつらいと、早く転職して楽になりたいとつい考えてしまうけれど、ただ逃げているだけでは人生は失敗してしまいます。仕事と会社の本質を知ってキャリアプランを立ててから動き出さないと、今よりつらくなるだけです。待遇が悪ければすぐにブラック企業と考えるのではなく、なんで給料が上がらないのか、なんで昇進をしないのか考えてみましょう。
この本では仕事のつらさで転職しかないと視野が狭まったあなたに、新しい働き方の視点を与えてくれます。闇雲に転職をしようとせず、まず現実を知ることからすすめています。自分にとって理想のキャリアプランを立てておかないと、つらくなったらまた転職をしてしまいます。本文の質問に一つ一つ答えていけば自分の目指す方向が見えてくるでしょう。
いくら転職して職場の環境を変えても、自分が変わらなければ同じ失敗を繰り返してしまいます。辞めてから後悔する前にじっくりと未来のことを考えて見ましょう。意外な将来像が思い浮かんでくるかもしれません。
今の自分を見つめなおす
仕事は楽しいかね?
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長く働けば働くほど職場への不満が溜まり、転職も一度は思い浮かんできます。しかしその不満の原因を自分で解消しようとしたことはありますか?何もせず転職して別の職場に行っても働いていれば不満は溜まります。自分で現状を変える努力をしないと折角の転職も無駄になってしまいます。
この本はストリー仕立てで、仕事にゆきづまりを感じる主人公に、偶然会った老人が自己変革のアイデアを語ってくれます。目標だてもシンプルなもので「明日は今日とは違う自分になる」など、挑戦しやすいです。日々に変化があれば心にも活力がみなぎり、現状を改善する行動もとれます。
よく成功のサイクルで言われるPDCAなどは、いきなり始めようとしてもよほど強い意思がない限り長続きしません。しかし今日とは違うことに挑戦をするだけなら毎日続けられます。転職を決意する前に今の仕事に変化を与えてみれば、転職の必要がなくなる場合もあります。
甘い考えは失敗の元
僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと
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隣の芝生は青く見えるとよく言われるけれど、転職をするとついつい前の職場と今の職場を比べてしまいます。現状改善の希望をもって転職したはずなのに、むしろ以前より不満が溜まることがあります。転職してそんな苦労をする前に、今の職場でできることをやってみましょう。
この本では、大手百貨店を42歳で退職した著者が退職後に後悔した会社生活ならではの真理を紹介しています。「出来ない上司や嫌いな上司に優しくすればよかった」「同期が先に昇進したことを笑ってやり過ごせばよかった」など、働いているとなかなか見えてこないことばかりです。
すべてを実行して後悔のない会社生活を送ったら、成功するというものではありません。しかし実行すれば今の職場の環境は変えることができます。何もせず苦痛を受け止め転職していたら後悔は一生残るので、どうせ辞めるくらいならできることはすべて試してみましょう。
現実から目をそらしてはいけない
私はいくら?
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転職して後悔することの上位に「収入が以前より下がる」が挙げられます。自分ではキャリアも実績も積んできたつもりでも、転職先がそれを評価するとは限りません。どこででも通用する評価の物差しを使って、自分を再評価してから転職をしないと後悔をしてしまいます。
この本ではファイナンスの視点に立って、価値の高い人材になる方法を教えてくれます。現在の人材の評価の尺度は企業への忠誠心より、キャッシュを生み出す力が大きいへ変わってきています。この力はどこで働いても使えるもので、努力して磨きえば着実に進歩します。
ファイナンスの知識を身につければ、転職やスキルアップのために自己啓発のセミナーに闇雲に参加することもなくなり、自分の成長するための方向性が見えてきます。今いる会社も見直してみれば自分にとってまだまだ利用価値があるかもしれません。転職のするのなら現状で最大限自分の価値を高めてから実行しましょう。
どこでも通用する力をつける
パーソナル・マーケティング
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就職活動の時に一度は考えているはずだが、自分の将来進みたい方向はハッキリときまっているだろうか?日々の忙しさで目標を忘れ、仕事の不満ばかりたまっていないだろうか?目標がぼやけていては転職先を探す時でも待遇ばかり気にして、仕事の中身がおろそかになってしまいます。
この本では自分自身をブランディングして価値を高めるために何をすればいいのかを、39の法則で説明しています。「自分の強みを洗い直し」、「自分を売り込むべきターゲットの明確化」、「他人との差別化」などを実践すれば、思うような評価を受けられるようになります。自分を商品ととらえ、転職したい先をマーケティングしておけば、足りないものも見えてきます。
今の会社の将来が不安だからと転職しても、次の会社がいつまでもつかはわかりません。その場だけの判断で会社を辞める前に、就職活動を思い出して自分の商品価値を計ってみましょう。価値が高ければ高いほど、理想の職につきやすくなります。