副業やノマドワーカー、本職としてライティングをする人が増えています。アフィリエイトやブログをはじめ、「CrowdWorks」や「Lancers」などのクラウドソーシングサービスのお陰で、ネットに繋がる環境さえあれば初心者でも収入を得やすくなっているからです。しかし実際に生活ができるほど収入を得ようとすると、ただ文章を書けばいいだけでなく、クライアントの望むクオリティや注目を集める文章を書くスキルが必要になってきます。そこで今回はコンスタンスに「売れる」文章を書くために、スキルアップできる本を5冊紹介します。
古典にしてバイブル
ザ・コピーライティング 心の琴線にふれる言葉の法則
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米コピーライターの殿堂入りをはたし、原著初版から既に80年以上たった今でも使えるコピーライティングの基礎の基礎。通販業界の広告を手本に、売れるコピーの書き方を学べます。
コピーは結果が分かるようにテストを繰り返すのが良いと説き、当時何度もテストして成功した例を紹介してくれています。原著が古いので、そのまま使うと現代ではありふれたものになってしまうけれど、少しアレンジすれば使えます。多くのベストセラー作家をコンサルタントしている神田昌典によってこの本は監修されていて、実際に売られている本のタイトルをこの本の内容と照らし合わせると、売れている理由が納得できます。
現代は顧客がある程度自分で情報を集める時代だから、本書を参考にして見出しに力をますます入れないといけないです。
基礎を守って自分のブランドを築く
伝わるWebライティング
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これからネット上でライティングを始めようとしている人に向けた、心構えや基本、注意事項をわかりやすくまとめた入門書です。
書かれている内容は読んでみると当たり前のことばかりだけど、実際に自分でライティングをすると初めは間違いが沢山見つかります。本文では間違いを見つける方法として、声に出して読んでみることを推奨しています。なにかの説明文を書くときは、自分で質問を作ってそれに口頭で答えた音声をそのまま文字に起こせば自然な文になります。
最終目標はライティングのスタイルを確立することで、そのスタイルも常に新しい情報を取り入れて改善していきます。長年のプロでもついつい忘れがちな基礎を早い段階で身につけられます。
売れるコピーは顧客中心
禁断のセールスコピーライティング
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モノを売ることを目的としたライティングをしたい人向けの、そのまま使える例文を紹介。個人でも会社でも文章一つが売り上げを大きく変えてくれます。
セールスライティングの基本は「相手を中心」にして考えること。自分を売り込むのではなく、相手を理解し役に立てるように自分の技術や経験を提供すれば、自然と売り上げにつながっていきます。このスキルは著者が実践しだしてから15年以上経っても陳腐化することはなく、収入に直接つながっています。
これまで自宅に送られて来たDMに対して、自分がどんな感想を持っていたかを思い出しながら、まずは身近なものでライティングしてみましょう。
社会人として常識をもった対応
ロジカルライティング
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安定してライティングで収入を得ようとすると、クライアントとの長期の契約を結ぶ必要があります。単発の仕事だと書く内容が多岐に渡ったり、記事の単価が低かったりするからです。そこでクライアントと交渉するためには、キチンとしたビジネス文章が必要です。
論理的に文章を組み立てて、相手に言いたいことが伝わることが、ビジネス文章には求められます。この本ではビジネス文章を、「共有」「報告」「依頼」「提案」の4タイプに分けて解説しています。それぞれの項目は3つのステップで整理されているので、身に付きやすいです。
依頼や提案は契約を勝ち取るために真っ先に必要になってきます。フリーでのライターを目指すなら、責任をもった誠実な対応が次の契約に繋がります。
正しい日本語ってなんだろう?
記者ハンドブック
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ライティングに関わる全ての業界で活躍する、「正しい日本語の書き方」の指針。校正ツールだけではカバーできない表記の間違いや誤字脱字をなくすために、常に手の届く範囲に置いておきたい1冊です。
中には地名の書き方や数字の書き方など、学校では習うことのない細かいルールが沢山あります。すぐに使いこなすのは難しいので、普段から新聞を読むことがルールを覚えるのに効果的です。計量単位の説明とその注釈からでも気づきがあります。
言葉の使い方は時代とともに変わっていきます。今回は5年半ぶりの改訂でした。常に最新版を用意してライティングに挑みましょう。